DiabloIII インフェルノへの道
Diablo3をプレイし始めて10ヶ月、割と集中してプレイし始めて約1ヶ月半、ようやくデーモンハンターのマルチプレイで Infernoレベルをクリアー。Diablo3ゲーム全体像の3割くらいが見えてきたかな~という印象を持ったので、今回はInfernoレベルへ入場するまでのゲームの進め方の目安に関してメモを残しておきたいと思います。
Diabloもモンスター退治型ロールプレイングゲームの一つで、武器と防具を装備することで敵と戦い、倒せれば経験値を得て次のレベル、エリア、クエストに進み、負ければペナルティーを支払って前回ステータス保存位置から再スタートという基本的なルールはDiabloシリーズや他のゲームと共通。
Diablo1, Diablo2 では、難易度が Normal→Nightmare→Hell、Diablo3では更にHell→Infernoと設定されています。各難易度はストーリー、クエストが(ほぼ)同一で、Hellまでクリアーするには同じゲーム内容を3回、Infernoまでだと4回プレイすることになります。ゲームが進むと、敵の種類・攻撃力・防御力・戦法・耐性などが変化するため、ワンパターンで手に持つ武器で攻撃していれば次に進めるわけではありません。NormalからNightmareへ進むと、同じ敵であっても皮膚が固くなっているし、攻撃威力も増している。こちらのキャラもそれなりに攻撃力が高く、防御力が高いアイテムにアップグレードしているものの、倒しづらくなってきます。
ヒーローの攻撃力
Diablo1、Diablo2 と Diablo3 では若干考え方が異なっていることに気づきました。
ヒーローは、大きく分けると、近接攻撃型と遠隔攻撃型、物理攻撃型と属性攻撃型に分類できますが、必ずしもそれだけで戦闘するわけではありません。
Diablo1
ヒーローの職業は、ウォーリアー(W)、ローグ(R)、ソーサラー(S)で、WとRは手に持つ武器の品質で攻撃力が決まりますが、Sは手に持つ武器よりもキャラクターのステータスとマジック力で強さが決まっていました。手に持つ武器で殴ることも出来ますが、効率は良くありません。(と、記憶しています。)
余談ですが、Diablo1にはHellFireという公式アドオンがあり、これをインストールするとモンク(職業)が追加され、ゲームマップに新しいダンジョンが追加されます。
Diablo2
ヒーローの職業は、バーバリアン(B)、パラディン(P)、アマゾン(Am)、ソーサレス(S)、ネクロマンサー(N)、ドルイド(D)、アサシン(As)で、おおまかに近接攻撃型職業、遠隔攻撃型職業、召喚型職業に分けられ、向き、不向きはあるものの、どういう方向で成長させてゆくかはプレーヤー次第。
近接攻撃型の場合は、手に持つ武器のパラメーター次第で攻撃力が大きく変わってくるため良い武器を持つことが非常に重要でした。効果的かどうかは別にして、どの職業も手に持つ武器で直接攻撃することが出来ていました。
遠隔攻撃型の場合は、物理的な弾を飛ばすAmは攻撃パラメーターの高い武器アイテムを装備することで攻撃力が増しますが、ファイヤーボールやフローズンオーブなどの属性型の弾を飛ばすソーサレスは、武器パラメーターよりも、呪文レベルを上昇させることが攻撃力強化につながっていました。
つまり、Diablo1,Diablo2では、職業によって攻撃力を上げるための手段が異なっていたわけです。
Diablo3
ヒーローの職業は、バーバリアン(B)、モンク(M)、デーモンハンター(DH)、ウィザード(Wz)、ウィッチドクター(WD)のそれぞれ男女を選択でき、Diablo2と同様、近接攻撃型職業、遠隔攻撃型職業、召喚型職業に分けられますが、手に武器と防具を持つことが出来るものの、職業によっては手に持つ武器で攻撃しない職業もあります。私は今の時点でB、DH、WDでプレイしていますが、WDは手にナイフやソードを持たせても、これらの武器で攻撃させることが出来ません。(限定的な条件で一応攻撃できますが、それを攻撃と呼べるかどうか?)D1,D2では魔法系職業はスキルにポイントを割り振ることで攻撃力を強化していましたが、D3ではレベルアップ時のポイント割り振りはシステムが自動に行うため、スキルポイントはレベルによって決まってしまいます。同じキャラ、同じレベルのプレーヤーは、全て同じスキルしか使用できないことになります。D1、D2のようにどのパラメーターにポイントをいくら割り振るかという育て方で悩む必要はありません。その代わり、数十あるスキルの中で同時に使用できるスキルはアクティブで6個、パッシブで3個に固定されているため、どのスキルの組み合わせをアクティブ状態にするかでプレーヤーごとにヒーローの性格が表れることになります。
そして、攻撃力は攻撃の仕方にかかわらず、手に持つ武器のダメージパラメータが基準になって決まります。
最初にDH、Bでプレイしたときは、手に装備した武器の攻撃値で敵に与えるダメージが決まっていたのでわかりやすい。それがWDでプレイしてみると、物理的に敵をぶん殴る技は存在せず、吹き矢、毒蜘蛛を投げつける、蛙に襲わせるという地味な攻撃しかなく、そのダメージが手に持つ武器のダメージパラメーターとリンクされているという事がNightmare Act4まで、感覚的にどうもマッチしませんでした。武器にはダメージパラメーター以外の属性、たとえば攻撃回転数、Mana生成速度、ライフ回復速度などが付いているものがあるので、ダメージパラメータだけでなく(勝手に)D2の延長で考えてしまい付加パラメーターも重視してしまったわけです。敵がドロップするアイテムから一応攻撃値重視で装備をアップグレードするものの、攻撃値が低くても捨てがたいパラメーターが付いている武器というものも多いわけです。
Nightmare Act3後半からAct4に入ると、ヒーローはレベルアップするものの、ボスキャラが倒しづらくなって、最後のラスボスとなると7割くらいライフを削ったところで力尽きてしまいました。これが数回連続。
挫折しかけたところで、別キャラで入手していた攻撃力が数倍あるが、その他の付加属性がショボいソードに装備を替えたらあっけなくラスボスを撃破。手にする武器のダメージ値が攻撃力の全てであることを納得した瞬間でした。D1,D2からプレイしている身としては大きな違和感を感じた瞬間でした。
ヒーローの防御力
防御力の考え方は、基本的にはD1~D3は共通で、装備自体の固さの他、火・氷・雷・毒属性ダメージ(D1,D2から存在する属性)の他、それ以外のD3から登場する属性ダメージを弱めるレジストパラメーターを持ち、防具の素材と魔法的な性質を持つことで敵の攻撃を防ぐことになります。
単純に数値が高いものを装備すればいいのですが、全防御パラメータが高いアイテムは滅多になく、ランダムに付加されるパラメーターの中から、自分にあったレジスト属性が高いものを組み合わせて装備することになります。シリーズ、1,2,3 によって防備を装着できる部位が異なっています。
Diablo3
では、防具は ヘルメット、ボディー、ショルダー、上腕部、小手、パンツ、ブーツ、アミュレット、リングx2 とDiablo1,2 と比べて防備を装備できる部位が増えていて、Gemを入れるソケット(D2から)が、パンツやブーツ、AmuletとRingにも拡張され、Gemの種類が減り役割が一部変化しています。
NormalとNightmare前半では、属性攻撃によるダメージは小さいので、レジストにこだわるよりステータスをアップさせるアイテムを選択した方が効率的ですが、Hell以降はある程度レジストを上げていないと、足下に毒沼でも発生させられると一瞬でライフ半分ということにもなりますから、徐々に装備をステータス重視からステータス・レジストバランス重視に替えながらゲームを進めてゆく必要があります。
ゲームの基本は、攻撃と防御のバランスで、敵を倒してドロップされるアイテムを拾って装備するか、町のお店にアイテムを売って得たGoldで装備を購入して装着。徐々に強くなる敵から徐々に良いアイテムが落ちてそれを換金して・・・・・という操作を繰り返すことになりますが、自分の1stヒーローの場合は途中で行き詰まることになります。
ステージとアイテムの関係
町のお店で売っているアイテムやドロップで入手できるアイテムは、ゲーム初期においてはプレーヤーがちゃんと考えてプレイすれば、その時のクエストをクリアーできるレベルのものです。
ゲーム難易度 Normal から Nightmare 中盤までは、各エリアで売られていたりドロップするアイテムから DPS(Damage per second)数値が高いアイテムを選んで装備して、それで攻撃してゆけば、時々死ぬかもしれませんが、ソロでもまあなんとか進めてゆくことが出来ます。ハードコアはプレイしたことがないのでコメントできません。
Normal難易度の場合は、Act3,4あたりで、手に 30~40DPS程度の武器を装備できるでしょうから、ラスボスまで、この流れでゆけるはずです。Nightmare前半もこの調子で進めますすが、ドロップするアイテムに鍵マークが付き始めると要注意。自分のレベルが40なのに、装備にレベル41が必要となるような状況が発生し始めると、それはゲームが想定しているよりも早いペースでステージをクリアーしているということです。おそらく、プレーヤーはゲーム向きの人なんでしょう。
しかし、Nightmware(NM) Heart of Sin から Act4 あたりでやたらと強いエリートモンスターが行く手を阻んできます。ドロップしたアイテムで雑魚敵は倒せるものの、特異な攻撃をしてくる敵や雑魚とのコンボで攻撃してくる敵には時間が掛かって苦戦し始めます。おそらくNM Act4あたりだと 80DPS前後の武器しか入手できず、名のある敵との勝負がつらくなってくるはず。NM Act4 ラスボスにたどり着くと、第2戦シャドウで墓が建ちます。
Nightmareレベル Act4をクリアーするには?
ではどうすればいいか。すでにHell/Infernoをクリアーした1stヒーローがいる場合はアイテム使い回しをすればいいので何とかなりますが、1stヒーローの場合は初期Goldも装備も無いので、
- レベルを上げるため、前のクエストに戻って経験値を貯める
- 低い確率だが良いアイテムが落ちることもあるので、それに期待して倒せない敵の前をしつこく回る。(基本的には上記1と同じ事。)
- マルチプレーヤーゲームに入る。または自分のゲームをPublicにする
- オークションハウスの活用
のいずれかを選べば、難敵も倒すことが出来るでしょう。上記1,2は時間が掛かります。複数のヒーローで分担してひとつの敵を攻撃する上記3は私のおすすめ。D3の場合は特にチャットによる会話は不要なので、自分のゲームをPublicに変更するか、Publicゲームに入場すれば強い敵もなんとかクリアーできるでしょう。ラスボスさえ倒してしまえば、Hell Act1は割とスムーズに進めることが出来るはず。ソロでのクリアーにこだわるなら、Hellレベルのドロップアイテムに期待です。Hellでは割とDPSの高いアイテムが落ち始めますので、それを持ってNMに戻るのもいいでしょう。ちなみに、Hellに入るにはキャラクターレベル50が必要。
上記4は、オークションハウスに入って、自分が装備できるDPSパラメータが高いアイテムを購入すれば、苦労せずに敵を倒すことも出来ますが、1stキャラは、Stashのスペース購入、鍛冶屋のレベルアップ、ジュエラーのレベルアップでGoldはどんどん出て行き、手持ち資金にあまり余裕はないはず。リアルマネートレードで現金をゴールドに交換して良いアイテムを購入するという手もありますが、たかだかNightmwareレベルで現金に頼っていてInfernoはどう攻略するつもり?って尋ねたくなります。たかだかゲームではありますが、限られたりソースをどう有効活用するかは現実世界と同じ。Goldオークションハウスで手持ちGoldとオークション売値を見ながら悩むのもいい勉強です。
一度チームプレーをしたユーザー同士は、最近リストに登録され状況を確認できるようになります。そこで、ヒーローの装備やスキルをInspectしてみたりすれば研究になるし、チャットメッセージを送ってみると何かいいアイテムを譲ってもらえる場合もあります。
Hell レベルに入ると、
敵の嫌らしい攻撃に悩まされることになります。Hell Act1ではDPSが100以上の武器を装備したいところですが、1stヒーローでは難しいところ。しかしソロなら80DPS程度の武器でHell Act1をスタートさせれば進むことは出来ます。私の場合一つの目安として、Hell Act3で130DPS程度だと感じています。Act4で150以上、180〜200くらいあればHellクリアーも夢じゃない。Hellに入ればドロップアイテムも良くなってきます。Act4はPubでプレイすればなんとかクリアー出来るでしょう。そして、Infernoレベル入り。
Gold
ロールプレイングゲームでは、ゲーム内で使用する通貨があり、Diabloシリーズの場合の単位はGold。Diablo1, Diablo2ではゲーム初期にGoldが不足がちですが、Nightmare以降ではGoldの価値はほぼ無くなり、Goldに不自由することは希でした。Diablo2のDurielや3バーバリアンにNightmare以降も苦戦するタイプの人はペナルティーでGoldを失いますが、Durielを瞬殺出来るソーンズネクロマンサーやハマディン(パラディン)の場合は、Goldは持ちきれなくなるくらい。(3バーバリアンも基本的には同じ。)ガンガン使ったり捨てたりして修理と傭兵復活に使うくらいしか使い道がないことになります。例外的に、Superior Itemでルーンワードを発現させた場合、装備の修理代が馬鹿高くなってGoldが足りなくなった経験があります。
Diablo3では事情が異なりGold残金が非常に重要になってきます。リアルマネートレード、特にGold to Moneyを期待して、拾ったアイテムをオークションに出しているプレーヤーも多いと見られるので、Infernoで通用するようなアイテムはべらぼうなGold値で売りに出されています。まあ、売りに出されているのが見えるということは売れていないということなので、オークションハウスで提示されている金額が本当にアイテムの価値を表しているのかどうかは見極めが必要だと思います。
たとえば、ウィッチドクターでプレイ中に、レアなデーモンハンター専用アイテムを拾ったとします。1,2個ならあとで2ndキャラに使わせるためにStashに保存しておこうかと思うかもしれませんが、レアアイテムドロップは玉石混合状態ですから、有限スペースの保管庫を使用できないアイテム保存に使うのは無駄に思うプレーヤーはたくさんいます。こういうプレーヤーたちの中には、オークションハウスで換金してしまおうと思うプレヤーも多いはず。自分がプレイしたことがある職業用アイテムならアイテムの価値はよくわかりますが、プレイしたことがない職業用ならどんな値段を付けるべきでしょう?オークションハウスでは、最低代金(Bid)だけ設定して上限(Buyout)を設けないレアアイテムがたくさん並んでいます。Bidも3000Gold程度のゲーム内アイテム処分価格で出してあるものも多数。オークションは最大36時間並んでいますが、Bidが安い時間切れ直前の品物だけを狙っている人もたくさんいますから、こういうアイテムを狙うと底値でアイテム調達できGold節約になります。
Goldが本当に必要になるのはInfernoレベルから。Gemのアップグレードを行うたびに、せっせとかき集めたGoldが涙が出るくらいのスピードで減ってゆきます。
マルチプレーヤーゲーム
難敵の撃破や、レアアイテムの入手を期待するなら、マルチプレーヤーゲームは是非プレイしてみたいところ。Diablo3では、ソロプレイでもbattle.netのサーバーに接続する必要があり、常にネットワークプレイをしていることになり、マルチプレーヤープレイは簡単です。マルチプレーヤーでプレイする方法は大きく分けて二つあり、
- プライベートゲーム
- パブリックゲーム
になります。Player vs Player もPatch 1.07で追加されたはずですが、私は未体験。
プライベートゲーム
プライベートゲームは、フレンド登録したアカウントのプレーヤーだけがプレイできるモードで、ver 1.06まではモンスターパワー(Monster Power)を強化した状態でマルチプレイするには、プライベートゲームしかありませんでした。(余談ですが、Monster Power を上げたゲームでプレイすると、敵を倒した時に入って来る経験値が割り増しになることと、色つきアイテムドロップ率が増加します。)課題はどうやってフレンド関係を結ぶかで、一度パブリックゲームに参加してプレイした後、プレイスタイルが合うプレーヤーにフレンドリクエストを送ってフレンド登録するとか、mixi などのDiabloソーシャルネットで公開されているアカウントを見つけてリクエストをくるとか、Battle.netのD3 Generalチャットなどで公開募集するとか、身近なリアルな知人を無理矢理D3に誘い込むとか、そういう方法でスケジュールの合うフレンドとプレイをする方法です。
基本的にコミュニケーション手段がある人同士でプレイするわけですから、D3のチャットや、Skypeなどのボイスミーティングをしながらプレイすると、楽しめます。無料音声通話ソフトとハンズフリーを使うと楽です。
一度フレンド関係を結ぶと、QuickJoinでヒーロー同士のレベルが一致すれば、友達がプレイ中のゲームに参加できるようになります。ソロプライベートゲームがマルチゲームになると、突然敵が固くなってフォロアーが消えてしまうため、余裕がないゲームレベルをプレイするなら、ゲームオプションのソーシャルから、Quick Join をオフにしておく必要があります。Monster Power を上げてプレイ中で、エリートモンスターと対峙しているときに突然モンスターが強力になってフォロアーが消えたら、悲鳴を上げることになります。
パブリックゲーム
Pubゲームは、D3サーバーシステムが自動的に参加するゲームを割り振ってくれるマルチプレヤーモードで、見ず知らずのプレーヤーが一つの部屋に集まってプレイする感じです。一応、チャット画面がありますが、年齢も、所在地も、性別も、性格もわからない人が一つのゲームに入りますので、楽しめるかどうかは運次第。ゲームスタイルや目的がが合う人同士が集まればとても楽しいのですが、スタイルが合わなかったり同じ職業のヒーローばかりが集まってしまうと残念な結果になることも。
たとえば、D3ゲームを始めたばかりの1stヒーローの人と、2ndヒーロー以降の初期アイテム装備にレアものを調達可能なリッチプレーヤーが一緒にプレイすると、アイテムを鑑定・換金したいスローペースのプレーヤーと、レア以上のアイテムだけ拾って突っ走りプレーヤーが共存しなくてはならず、遅いプレーヤーはちぎれてしまうことも。マルチプレーヤーゲームは敵モンスターが強くなるため、仲間からちぎれたところで敵に遭遇すると危険な目に遭うことになります。4人まで同時プレイ可能ですから、突っ走るタイプのプレイヤーが一人、堅実タイプが3人の場合、突っ走るプレヤーは一人で強い敵に遭遇することになりますから、この場合は問題なし。
目的地までのルートが複数ある場合も、それぞれがどのルートで進入するのか思惑がことなり楽しめます。
でもまあ、マルチプレイへの参加は、1stヒーローの場合はNormalをクリアーしたNightmare以降に始めるのがいいでしょう。
一度マルチプレイに参加すると、過去の参加者がプレイヤーリストに現れて、招待リクエストを送ったり、自分の作ったゲームへ招待したりすることが出来るようになります。
注意事項としては、PCのハードウェアパフォーマンスによっては、ソロでは問題なくプレイできていてもマルチプレイでは他プレーヤーの魔法効果グラフィックスエフェクトも処理する必要があるためフレームレートが低下する可能性がありパフォーマンスに優れたグラフィックスボードが必要なこともあります。フレームレート低下を感じた場合は、まずは、ゲームオプションのビデオパラメータをチェックして不要な画像処理をOffにするかLowレベルに変えてみるれば改善することがあります。キャラクターの陰の処理なんて必要ないでしょ!フォアグランドフレーム数を30程度に制限すればかなり楽になります。
私はPublicゲームのカオス状態が結構好きです。近接攻撃職が勇み足をして敵に囲まれてぼてくり回され死亡してしまう様とか、近代兵器的な呪文を使うウィザードと蛙や蜘蛛を投げつけて攻撃するウィッチドクターが同じ敵を攻撃しているアンバランスさとか、自分と同じ職業のヒーローとプレイしているのに使ったことがないスキルや見たことがない色の弾を撃つデーモンハンターとか、他人の良いところや間抜けなところを見られるのは非常に楽しめます。ゲーム後、一緒にプレイしたヒーローをインスペクトして、あとから自分でもそのスキルを真似してみるとか、どの程度の攻撃力の武器を使用しているのかチェックしてみたり、マルチプレーヤーゲームは参考になること盛りだくさんです。
楽しめることは間違いありませんが、プレイスタイルが合わなくて途中で抜けて行くプレーヤー、他のゲームから誘いが入って抜けて行くプレーヤー、勝手に高レベルの知人を誘ってPubゲームなのに半分プライベートで手っ取り早く片付けようとするプレーヤー、拾ったアイテムでStashが一杯になったのかゲームの切れ目で挨拶して抜けて行くプレやーなど実世界と同じく人間模様を感じることが出来ます。
Gem
効率よくゲームを進めるためにはGemの扱いが重要と感じます。
GemはDiablo2で登場し、Diablo2 Expansionでジュエル・ルーンとともに活躍しましたが、Diablo3はGemの種類が減り若干役目が変わっています。D3ではスカル、ダイヤモンド、サファイアが消え、ソケットに挿入した時の効果もヘルムと武器に関してDiablo2の時とは異なっています。
ヘルメット | 武器 | その他 | |
トパーズ | Magic Find強化 | ダメージ反射 | +Intelligence |
ルビー | 経験値入手強化 | ダメージ強化 | +Strength |
アメジスト | ライフ強化 | ライフ吸い | +Vitality |
エメラルド | Gold Find増加 | クリティカルヒット率強化 | +Dexteriity |
Gemに必要レベルは設定されていないため、ソケットアイテムさえあればLevel1からでも使う事が出来ます。実際にはLevel1キャラが装備出来るソケットアイテムなんてありませんから、利用出来るのはNormal Act2あたりからでしょう。
1stヒーローの初期段階育成方法としてはソケット付きHelmにGemを入れて
- たくさんの経験値を得て早く成長させる(ルビー)
- たくさんのレアアイテムを入手して、早く装備を充実させる(トパーズ)
- たくさんのGoldを入手して良いアイテムを調達する(エメラルド)
から一つを選ぶとともに、ソケット付き武器にもGem入れて
- 攻撃値を上げる(ルビー)
- クリティカルヒットダメージを上げる(エメラルド)
を選ぶのがゲーム展開を早めることにつながります。2ndヒーロー以降なら、武器ソケットにスター・トパーズを入れておけばダメージ反射効果が敵ライフに勝るためNormalレベルではほぼ無敵。Hellレベル以降なら、ライフ吸いやクリティカルヒットダメージ上昇のために武器ソケットを使いたいところです。
幸い、Diablo2とは異なり、ソケットに入れたGemはジュエラーにて元アイテムとともに取り出すことが出来(有料)、武器屋で分解した時もGemは回収されますから、お金を掛けて合成した上位のGemを失うことにはなりません。 ダイヤ(◆)Gemより高い品質のGemはドロップしないのでGem合成で作り出すしかありませんが、この合成代金が手持ち資金が増えない原因のひとつ。
オークションハウス
アイテムのやりとりには、オークションハウスによる売買、ゲーム内での処理、チャットを利用したやりとりなどがありますが、ここではオークションハウスについて書いておきます。
ゲーム内では装備出来る数以上のアイテムがドロップしますので、当然保管するか売るかすることになります。いいアイテムだが若干パラメーターに不満があるアイテムなら装備変更に備えてStashに保存しておきたいところですが、Stashの容量は有限で、しかも容量拡張は有料。となると、処分するしかありません。分解してエッセンスにするか、売るか。
売るなら、ゲーム内のお店でアイテムに表示されている安い値段で売るか、価値を感じてくれる他のプレーヤーにオークションハウスで売るか。
ドロップアイテムをGoldと交換し、装備を充実させて、次のゲームレベルに挑戦しInfernoレベルをプレイするのがDiablo3のプレイスタイルの一つだと思いますから、オークションハウスの利用は効果的な面があります。しかし、自分が不要なアイテムを出展しても他のプレーヤーにとっても不要なアイテムである事の方が多いと思います。売れると思っていても売れない場合は36時間、10個しか無いオークション売りスロットを占有することになります(キャンセルは可能)から、出展する前にアイテムの見極めが重要です。単純に考えればアイテムに付加属性の数が多いものが売れる可能性が高いと言えますが、アイテムレベル、ソケット数、パラメーターによって売れたり売れなかったりします。アイテムレベルが低い時に好まれるのがMigic Find% 付きアイテムや Gold Find% 付きアイテム。レベルが低いアイテムはすぐに不要になるためあまり高いGoldでは売れません。アイテムレベルが高くなってくると、基本的なステータスパラメーターとレジストプラスアルファという贅沢品が好まれるようです。ソケット可能な部位だとソケットはほぼ必須。長く使えるアイテムなら高額で取引されることもあるようです。
アイテム分解
鍛冶屋でアイテムを分解するとエッセンスにすることが出来ます。エッセンスはクラフトに必要なアイテムで、クラフトマニアは膨大な数のエッセンスを必要としているはず。
高い値段で取引されているいるのは Level 60のアイテムを分解した時に回収出来るInfernoレベルエッセンス。NightmareとHellレベルのエッセンスは安値安定。意外と高く売れるのが、Normal レベルエッセンス。ノーマル難易度でドロップされるアイテムは、ほぼNormalエッセンスを回収することが出来ます。アイテムをそのままゲーム内のお店に売るよりエッセンスに分解してからオークションで売った方が遙かにGoldがたまります。